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雄一老見聞録

第二回 『試合に強くなるには?』

 約20年子供の卓球につき合って、色々な事を勉強させていただきました。その頃に感じたこと、教えて頂いたこと等を書き溜めたメモを見ながら書いています。卓球に対する一つの考え方だと言う観点から読んで頂ければと思います。何回かに分けて掲載されると思いますが、あくまでも私流の考え方です。

 卓球は、年齢に関係なく同じ条件で楽しめるスポーツです。小学生と、還暦を過ぎた昔の若者である私と、同じ条件で戦って、どちらが勝つかわからない、数少ないスポーツの一つだと思います。走る・飛ぶ・泳ぐ、ではまず小学生にかないません。勝てる自信はありません。年齢に関係なくプレー出来て、年齢、環境、能力によって色々なレベルで、色々な楽しみ方が出来るスポーツです。

 なかには、試合なんかに出る気はない、ボールを打っていればそれで良い。運動になればそれで良い。ラリーが長く続けば、それで沢山!!と言う方もおられます。それはそれで、一つの卓球の楽しみ方です。

 いや、卓球は記録のスポーツではない、勝負のスポーツだから、やはり、勝っても負けても勝負、勝負で、試合こそが卓球の醍醐味だと言う方もおられます。
 私自身は、卓球から勝負をとったら面白みは半減すると思います。 でも、人生の後半になって卓球の虜になられた方に対して、「卓球の醍醐味は勝負ですよ」なんて事を言うつもりはありません。楽しくラリーするのも卓球の楽しみ方の一つだと思います。

 とは云うものの、ある程度ラリーできるようになると、なんだか物足りない気がしてきて勝負の楽しみを味わいたいと感じられる時期がきっと来ると思います。勝負の楽しみを味わうためには何をすべきかと言う事になります。

 勝負の楽しみは、勝つ喜びだと思います。負けたらやはり悔しいです。
悔しさもまた勝負のスポーツの面白さなのですが、とはいえ負けるとやはり悔
しい!! では勝つためには何をすべきかと言うことになります。

 「試合に勝つための練習は、試合です。」

 言い換えますと、試合という名前の練習をする、と言うことです。もう一回言い換えますと、練習試合を数多くすることが試合に強くなる一番大きな要素だと思っています。自分流の試合の勝ち方を覚える為には一番良い練習方法です。

 卓球の基本練習は練習試合(ゲーム)だと思います。

 部分的技術(フォアハンド・バックハンド・ショート・突っつき・ドライブ・スマッシュ等々)は、試合に勝つための一つの「武器」だと考えます。良い武器を持って、その武器を上手く使うと勝てる可能性がより高くなって来ますが、使い方を誤ると自分自身を傷つけることもあります。すばらしい武器を持っていても、それを試合の中でうまく使わないと、武器の見栄えほどは試合に勝てないと思います。

 見た目にあまり立派でない武器でもその武器の使い方の上手な人は、見た目にはそんなに強いとは感じさせませんが、試合では、なかなか負けにくいです。こういうタイプの人を「試合が上手な人」と言います。このタイプの人が、訓練によって、持っている武器の一つを磨きますと、その武器は、試合の中ですばらしい働きをして、一段とレベルが高くなって行くとおもいます。

 こういうタイプの人は、練習試合よりも試合(公式・準公式戦)の方が強いのです。次の大会で当然の様に勝ちあがって行きます。今までよりレベルの高いところでの試合になり、強い相手との対戦になります。何回戦かで壁に当たります。その負けた試合の中から、自分に足りない技術を見つけだし、練習と工夫によって、以前より向上させた「部分技術」を自分の卓球の中に組み込んでリベンジマッチに臨み、工夫の成果が出て勝つことが出来ればうれしいし、後一歩と言うところで返り討ちにあっても「それもまた楽しからずや」で良いのではないでしょうか?そしてまた次を目指す!!

 返り討ちにあったとしてもレベルは上がっていると思います。トーナメントではじめの頃には一回戦で終わっていたのが、二回戦・三回戦と勝ち上がれるようになります。勝ちあがると言うことは、より強い相手と戦えると言うことです。

 勝ちあがれば、勝ちあがる程強い相手と戦う事になります。
そして、上がったレベルの中で、このレベルで勝利するには、自分に何が足りないかを見つけて、その足りない作戦能力・部分技術の向上のために努力する。

 負けて、悔しくて工夫して、勝って、そして、負けて繰り返しを楽しむ事こそ、卓球の醍醐味だと思っています。
 フォアハンド、バックハンド、突っつき、カット、ドライブ色々な部分技術があります。これら、部分技術は、試合に勝つための大きな要素だとは思いますが、勝つための絶対条件だとは思いません。

 あなたの身近におられる、ライバルを一人倒すためには今の自分には何が必要かを見つけて、練習する、目的を持っての練習ですから、楽しくおもしろい練習が出来るのではないでしょうか?

 自分より少し強いと思う人に勝つ工夫
 自分より少し弱いと思う人に負けない工夫
 一度勝った相手には負けない工夫
 が、大切だと思います。

 沢山の試合を経験して、自分流の作戦を練り上げる事で、より楽しい卓球が出来ると思います。何もかも、人に教えてもらっていては面白みが半減いたします。
 
 ゲーム練習を多くされている方には、よけいな事なのですが、試合はサービスとレシーブから始まります。サービスとレシーブの上手な人は試合に強いです。

 続く

雄一老(yuu@Pingpongfan.net)


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